「イギリス旅行が決まった!…でも、現金って一体いくら両替していけばいいんだろう?」
「ロンドンは完全キャッシュレスって聞くけど、現金はほとんど要らないの?」
初めてのイギリス旅行でも、留学やワーホリの準備でも、現金の準備は多くの人が悩むポイントです。多すぎれば紛失や盗難が心配ですし、少なすぎれば現地で困ってしまいます。
この記事では、そんなあなたの不安を解消するため、最新の物価事情を考慮した予算の計算方法と、滞在日数別の金額の目安、そしてなぜイギリスでは今も「現金」が不可欠なのか、その理由をプロが徹底的に解説します。
【基本戦略】「カードが主役、しかし現金は生命線」と心得よ
まず、イギリスでのお金の基本戦略をマスターしましょう。それは、「支払いのメインはクレジットカードのタッチ決済、しかし、現金がなければ旅の安全が脅かされる」という考え方です。
なぜイギリス旅行では「現金」が王様なのか?
イギリスの支払い事情は非常にスマート化されており、ロンドンの地下鉄やバスも、日本のクレジットカードのタッチ決済で乗車できます。(参考:TfL公式サイト)
しかし、その便利さには大きな落とし穴があります。
- 平時でも現金が必要な場面:
- チップの支払い: ホテルのポーターやベッドメイキングなど、感謝を伝える場面では現金が最もスマートです。
- 地方のパブやB&B: ロンドンを離れた小さな町では、今でも「Cash Only(現金のみ)」のパブや宿泊施設が存在します。
- ファーマーズマーケット: 週末に開かれる市場の小さな個人店。
- 【最重要】キャッシュレス社会の「脆さ」
有事の際は現金は王様です。
オーストラリアでは2023年、大手通信障害で国中の決済端末やATMが停止するという事態が実際に発生しました。
キャッシュレス化が進んだ社会ほど、ひとたびシステムが停止すれば、現金を持たない者は水一杯すら買えなくなるのです。
「生命線」としての現金を準備しておくことは、イギリス旅行における最大のリスク管理です。
【かんたん計算式】インフレを考慮した、あなたに必要な英ポンド現金
自分に合った予算を導き出す、簡単な3ステップの計算式をご紹介します。
ステップ1:日々の基本生活費(現金払い分)を計算する
チップ代、カフェ代、マーケットでの軽食など、現金で支払う可能性が高い費用です。
昨今の物価上昇を考慮し、1日あたり30〜50ポンドを見ておくと安心です。
計算例(4泊6日の場合、現地滞在5日間):
40ポンド × 5日間 = £200
ステップ2:アクティビティ・お土産代を追加する
マーケットでのお土産購入など、旅行の目的に合わせて「現金で支払う分」の予算を追加します。
計算例:
お土産代・雑費 = £50
ステップ3:緊急時の予備費を追加する
万が一の通信障害などに備える「生命線」です。£100〜£150を予備費として加えておきましょう。これは普段使わないお財布などに分けて入れておきます。
計算例:
予備費として £100
【合計金額】 £200(生活費) + £50(娯楽費) + £100(予備費) = £350
この場合、350ポンド程度(約7万円)を現金で両替しておけば、安心して旅行を楽しめる、という現実的な目安が立てられます。
【滞在日数別】両替金額の目安一覧(2025年インフレ考慮版)
| 滞在日数 | 金額の目安(GBP) | 日本円換算の目安 |
| 3泊5日(短期旅行) | £200 〜 £300 | 約40,000円 〜 60,000円 |
| 6泊7日 | £350 〜 £500 | 約70,000円 〜 100,000円 |
| 2週間(短期留学など) | £600 〜 £800 | 約120,000円 〜 160,000円 |
※これはあくまで一般的な目安です。留学・ワーホリの方は、初期費用としてさらにまとまった現金が必要です。
【最重要】金額以上に大切な「紙幣の種類(金種)」
予算が決まったら、次に重要なのが「どの紙幣で受け取るか」です。
いくら現金を持っていても、50ポンド札ばかりではチップも払えず、カフェで使いにくいことも。
両替する際は、「最も万能な20ポンド札を中心に、チップで使いやすい10ポンド札や5ポンド札を多めに」と意識しましょう。
もし小額紙幣が足りなくても、「Tesco」や「Sainsbury’s」といった大手スーパーで50ポンド札を使えば、安全に小銭を作ることができます。
→ 【関連記事】英ポンドの紙幣と硬貨の種類を解説!スコットランド等の紙幣は使える?
まとめ:自分だけの予算を立てて、万全の備えを
現金は、多すぎても少なすぎても、旅のストレスの原因になります。
今回ご紹介した計算式や目安を参考に、あなた自身の旅行プランに合った「ちょうどいい金額」を導き出してみてください。
そして、その予算が決まったら、次は「どこで」「どのような金種で」両替するかが重要になります。
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