「カナダのお札って、プラスチック製で水に濡れても大丈夫って本当?」
「デザインが縦向きの紙幣があるけど、あれは何?」
「偽札とかってあるの?」
カナダ旅行で手にするカナダドルは、オーストラリアドルと同様、日本の紙幣とは全く異なる「ポリマー(プラスチック)紙幣」です。そのユニークな特徴を知っておくことは、現地での支払いをスムーズにし、トラブルを避けるために非常に重要です。
この記事では、現在カナダで流通している紙幣5種類と硬貨の種類をすべて写真付きで分かりやすく解説。さらに、旅行者が本当に「使いやすい」と感じる金種の組み合わせや、偽札の簡単な見分け方もご紹介します。
【紙幣編】カラフルな「ポリマー(プラスチック)紙幣」5種類
カナダの紙幣は、カナダ銀行が発行する、耐久性と偽造防止に優れたポリマー製です。額面ごとに色とデザインが異なります。






- (ここに、5, 10, 20, 50, 100ドル紙幣の画像を並べて配置)
| 額面 | 色 | 表:肖像画の人物 | 特徴と使いやすさ |
| 5ドル | 青色 | ウィルフリッド・ローリエ(第7代首相) | 【使いやすい】カフェでのコーヒー代や、チップ(心付け)など、少額の支払いに最適。 |
| 10ドル | 紫色 | ヴァイオラ・デズモンド(人権活動家) | 【使いやすい】世界的に珍しい「縦型デザイン」の紙幣。ランチや軽食などで頻繁に使います。 |
| 20ドル | 緑色 | エリザベス2世女王 | 【最も万能】レストランでの食事やショッピングなど、日常的な支払いで最も広く使われる「万能紙幣」です。 |
| 50ドル | 赤色 | W・L・M・キング(第10代首相) | 【一般的】スーパーやデパートなど、ほとんどの場所で問題なく使えます。 |
| 100ドル | 茶色 | ロバート・ボーデン(第8代首相) | 【注意が必要】最高額紙幣。小さなカフェや個人商店では、お釣りがなく受け取りを拒否されることがあります。 |
【硬貨編】愛称で呼ばれるカナダの硬貨
硬貨は、5セント、10セント、25セント、1ドル、2ドルの5種類が主に流通しています(1セントは廃止)。

- 1ドル硬貨(ルーニー / Loonie):
金色で11角形。水に浮かぶ鳥「アビ(Loon)」が描かれていることから、「ルーニー」と呼ばれます。
→ 【関連記事】カナダドルはなぜ「ルーニー」と呼ばれる?その由来と愛称の解説 - 2ドル硬貨(トゥーニー / Toonie):
銀色と金色のバイメタル硬貨。「2匹のルーニー」という意味で「トゥーニー」と呼ばれます。
【重要】コイン(硬貨)は、日本では両替できません。
帰国時に余ってしまったコインは、空港のコンビニで使い切るか、寄付するのがおすすめです。
【重要】カナダドル偽札の簡単な見分け方
カナダのポリマー紙幣は、世界最高水準の偽造防止技術が使われています。旅行者でも簡単に確認できるポイントは以下の3つです。
- さわって確認:独特の手触りと「盛り上がったインク」
紙ではなく、ツルツルとしたプラスチックの感触です。額面数字や肖像画の肩の部分は、インクが盛り上がった独特のザラザラとした感触があります。 - 見て確認:透明な「窓」
紙幣には必ず、大きな透明な「窓」があります。この窓は紙幣と一体化しており、セロハンテープを貼ったような違和感はありません。 - 傾けて確認:動くホログラム
透明な窓の中にある模様(例:10ドル札の国会議事堂のアーチ)は、紙幣を傾けるとメタリックに輝き、色が変わります。
キャッシュレス先進国だからこそ、「現金」が王様になる
「カナダはタッチ決済が主流だから、現金は要らない」と思っていませんか?その考えは、非常に危険です。
有事の際は現金は王様です。
お隣のオーストラリアでは2023年、大手通信会社Optusの大規模通信障害により、国中の決済端末やATMが停止するという事態が実際に発生しました。
キャッシュレス化が進んだ社会ほど、ひとたびシステムが停止すれば、現金を持たない者は水一杯すら買えなくなるのです。
こうした予期せぬ「有事」に備える「生命線」として、偽札の心配がない「本物の現金」を準備しておくことは、現代の海外旅行における絶対的な鉄則です。
金種のご希望、現金屋にご相談ください
「チップで使いたいから、5ドル札や10ドル札を多めに欲しい」
そのお気持ち、よく分かります。しかし、日本国内では小額紙幣の在庫が常に潤沢なわけではありません。
そのため、「〇枚必ず」というお約束は大変難しいのが正直なところですが、ご注文時の備考欄や店頭で「小額紙幣を可能な限り多めに」とご相談いただければ、その時点の在庫の中で、プロとしてベストを尽くすことをお約束します。
日本である程度の小額紙幣を準備し、現地ではスーパーなどで高額紙幣を崩して「小銭を作る」テクニックを組み合わせる。それが、最もスマートでストレスのない旅の始まり方です。

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