「オーストラリアのお札って、プラスチック製で濡れても大丈夫って本当?」
「カラフルだけど、どの紙幣がいくらなのか分からない…」
「偽札とかってあるの?」
オーストラリア旅行で手にする豪ドルは、日本の紙幣とは全く異なる「ポリマー(プラスチック)紙幣」です。そのユニークな特徴を知っておくことは、現地での支払いをスムーズにし、トラブルを避けるために非常に重要です。
この記事では、現在オーストラリアで流通している紙幣5種類と硬貨の種類をすべて写真付きで分かりやすく解説。さらに、旅行者が本当に「使いやすい」と感じる金種の組み合わせや、偽札の簡単な見分け方、現地で小銭を作る裏ワザもご紹介します。
【紙幣編】カラフルな「ポリマー(プラスチック)紙幣」5種類
オーストラリアの紙幣は、オーストラリア準備銀行が発行する、耐久性と偽造防止に優れたポリマー製です。額面ごとに色とサイズが異なります。





| 額面 | 色 | 主なデザイン | 特徴と使いやすさ |
| 5ドル | ピンク/紫色 | 英国国王(または女王) | 【使いやすい】カフェでのコーヒー代や、チップ(心付け)など、少額の支払いに最適。 |
| 10ドル | 青色 | AB・パターソン(詩人) | 【使いやすい】ランチや軽食、お土産の購入などで頻繁に使います。 |
| 20ドル | 赤/オレンジ | メアリー・ライビー(実業家) | 【最も万能】レストランでの食事やショッピングなど、日常的な支払いで最も広く使われる「万能紙幣」です。 |
| 50ドル | 黄色 | デイビッド・ユナイポン(発明家) | 【一般的】スーパーやデパートなど、ほとんどの場所で問題なく使えます。 |
| 100ドル | 緑色 | ネリー・メルバ(オペラ歌手) | 【注意が必要】最高額紙幣。小さなカフェや個人商店では、お釣りがなく受け取りを拒否されることがあります。 |
【硬貨編】見分けが重要なオーストラリアの硬貨
硬貨は、5セント、10セント、20セント、50セント、1ドル、2ドルの6種類です。特に50セント硬貨は12角形という珍しい形をしています。

【重要】コイン(硬貨)は、日本では両替できません。
帰国時に余ってしまったコインは、空港のコンビニで使い切るか、寄付するのがおすすめです。
【重要】豪ドル偽札の簡単な見分け方
豪ドルのポリマー紙幣は、世界最高水準の偽造防止技術が使われています。旅行者でも簡単に確認できるポイントは以下の3つです。
- さわって確認:独特の手触り
紙ではなく、ツルツルとしたプラスチックの感触です。インクが盛り上がっている部分もあり、印刷が擦れて消えにくいのが特徴です。 - 見て確認:透明な「窓」
紙幣には必ず、向こう側が透けて見える透明な「窓」があります。この窓は紙幣と一体化しており、セロハンテープを貼ったような違和感はありません。 - 傾けて確認:動くホログラム
紙幣を傾けると、透明な窓の中にある模様(鳥の羽ばたきなど)が動いて見えたり、額面数字の色が変わったりします。
【応用テクニック】現地でスマートに「小銭を作る」裏ワザ
「カフェやマーケットで使いたいのに、両替で小額紙幣があまり手に入らなかった…」
ご安心ください。そんな時に使える、非常に有効なテクニックがあります。それは、あえて少し大きめの紙幣で支払い、お釣りで小額紙幣を手に入れるという方法です。
例えば、「Coles」や「Woolworths」といった大手スーパーマーケットや、コンビニで15ドルの買い物をする際に、50ドル札や100ドル札で支払ってみましょう。
もちろん小さな個人商店では嫌がられますが、レジに十分な現金があるチェーン店であれば、全く問題ありません。そうすれば、お釣りとして20ドル札や10ドル札などが手に入り、自然と使いやすい小額紙幣が財布に集まってきます。
【このテクニックのコツ】
- 「大手スーパーやコンビニ」で実践: レジに十分な現金があるお店で試すのがスムーズです。
- 「旅行の序盤」に行う: 到着して早い段階で一度行っておけば、その後のローカルな場面での支払いが非常に楽になります。
キャッシュレス先進国だからこそ、「現金」が王様になる
「オーストラリアはタッチ決済が主流だから、現金は要らない」と思っていませんか?その考えは、非常に危険です。
有事の際は現金は王様です。
2023年11月、オーストラリアでは大手通信会社Optusの大規模通信障害により、国中の決済端末やATMが停止するという事態が実際に発生しました。キャッシュレス化が進んだ社会ほど、ひとたびシステムが停止すれば、現金を持たない者は水一杯すら買えなくなるのです。
こうした予期せぬ「有事」に備える「生命線」として、偽札の心配がない「本物の現金」を準備しておくことは、現代の海外旅行における絶対的な鉄則です。
金種のご希望、現金屋にご相談ください
「ファーマーズマーケットで使いたいから、10ドル札を多めに欲しい」
そのお気持ち、よく分かります。しかし、日本国内では小額紙幣の在庫が常に潤沢なわけではありません。
そのため、「〇枚必ず」というお約束は大変難しいのが正直なところですが、ご注文時の備考欄や店頭で「小額紙幣を可能な限り多めに」とご相談いただければ、その時点の在庫の中で、プロとしてベストを尽くすことをお約束します。
日本である程度の小額紙幣を準備し、現地では上記でご紹介した「小銭を作る」テクニックを組み合わせる。それが、最もスマートでストレスのない旅の始まり方です。

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