「よし、海外旅行のために米ドルに両替しよう!」
そう思って銀行や両替専門店のサイトを見ると、必ずと言っていいほど2つの異なるレートが書かれていることに気づきます。
- TTB … 148.50円
- TTS … 151.50円
「どっちのレートを見ればいいの?」「TTBとTTSって、一体何が違うの?」
そんなあなたの疑問を、この記事で一発解決します。この2つの言葉の意味さえ分かれば、もう為替レート表を見るのは怖くありません。
【基本の考え方】なぜ値段は2つある?古本屋で考えてみよう
為替レートの話の前に、近所の「古本屋」をイメージしてみてください。
古本屋さんには、2つの値段がありますよね。
- あなたが本を売る時の値段(買取価格)
- あなたが本を買う時の値段(販売価格)
当然、「販売価格」の方が「買取価格」よりも高くなっています。その差額が、古本屋さんの利益になります。
実は、外貨両替もこれと全く同じ仕組みです。
銀行や両替専門店(お店)にとって、米ドルやユーロといった外貨は「商品」です。
- お店が、お客様から外貨を「買い取る」時の値段 → TTB
- お店が、お客様に外貨を「売り渡す」時の値段 → TTS
つまり、TTBとTTSは「お店側から見た」言葉なのです。これを頭に入れておけば、もう混乱しません。
TTS (Telegraphic Transfer Selling Rate) – あなたが外貨を「買う」時
TTSのSはSelling(売る)のS。
これは、お店(銀行など)が、お客様に外貨を「売る」時のレートです。
ということは、お客様の立場から見れば、外貨を「買う」ということになります。
海外旅行に行く前に、日本円を米ドルに両替したい。これは、お店から米ドルという商品を「買う」行為です。
結論:日本円を外貨に両替するときは、「TTS」のレートを見ましょう。
覚え方:
Travel To Shopping! (旅行でショッピングするために買う!) → TTS
TTB (Telegraphic Transfer Buying Rate) – あなたが外貨を「売る」時
TTBのBはBuying(買う)のB。
これは、お店(銀行など)が、お客様から外貨を「買い取る」時のレートです。
ということは、お客様の立場から見れば、外貨を「売る」ということになります。
海外旅行から帰ってきて、余った米ドルを日本円に両替したい。これは、お店に米ドルという商品を「売る」行為です。
結論:余った外貨を日本円に両替するときは、「TTB」のレートを見ましょう。
覚え方:
Thanks for Travel, Back to Japan! (旅行ありがとう、日本へ帰還!) → TTB
この差額が「隠れコスト」の正体
もうお気づきかもしれませんが、TTS(お店の売値)は、TTB(お店の買値)よりも必ず高くなっています。
このTTSとTTBの差額こそが、両替所の利益であり、私たちが支払っている実質的な手数料「為替スプレッド」の正体なのです。
つまり、この差額が小さい両替所ほど、良心的なレートを提供していると言えます。
まとめ:これで完璧!為替レート表の見方
| あなたがしたいこと | お店の行動 | 見るべきレート | 覚え方 |
| 日本円 → 外貨 (外貨を買う) | 外貨を売る (Sell) | TTS | Travel To Shopping! |
| 外貨 → 日本円 (外貨を売る) | 外貨を買う (Buy) | TTB | Thanks, Back to Japan! |
知識を実践へ!今日のレート表を見てみよう
TTBとTTSの違い、ご理解いただけたでしょうか?
この知識があれば、もうどの両替所のレート表を見ても、自分に適用されるレートが一目で分かります。
さっそく、現金屋がご提供する本日のレート表で、TTSとTTBを実際に確認してみてください。
そして、その差額(スプレッド)が、いかに良心的であるかも実感していただけるはずです。

usd
米ドル
eur
ユーロ
krw
大韓民国・ウォン



