「オーストラリア旅行が決まった!…でも、現金って一体いくら両替していけばいいんだろう?」
「世界最先端のキャッシュレス国家って聞くけど、現金はほとんど要らないの?」
初めてのオーストラリア旅行でも、留学やワーホリの準備でも、現金の準備は多くの人が悩むポイントです。特に、世界的なインフレの影響で現地の物価も変わりつつある今、以前の感覚のままでは予算が足りなくなるかもしれません。
この記事では、そんなあなたの不安を解消するため、最新の物価事情を考慮した予算の計算方法と、滞在日数別の金額の目安、そしてなぜオーストラリアでは今も「現金」が不可欠なのか、その理由をプロが徹底的に解説します。
【基本戦略】「カードが主役、しかし現金は生命線」と心得よ
まず、オーストラリアでのお金の基本戦略をマスターしましょう。それは、「支払いのメインはクレジットカードのタッチ決済、しかし、現金がなければ旅の安全が脅かされる」という考え方です。
なぜオーストラリア旅行では「現金」が王様なのか?
オーストラリアの支払い事情は非常にスマート化されていますが、その便利さには大きな落とし穴があります。
- 平時でも現金が必要な場面:
- ファーマーズマーケット: 週末に開かれる市場の小さな個人店。
- 一部のローカルなカフェやテイクアウト店: 少額決済では現金を好む店もあります。
- カード手数料(Surcharge): 小さな店では、カード払いに1〜1.5%の手数料を上乗せされることがあり、現金払いが最もお得です。
- 【最重要】キャッシュレス社会の「脆さ」
有事の際は現金は王様です。
2023年11月、オーストラリアでは大手通信会社Optusの大規模通信障害により、国中の決済端末やATMが停止するという事態が実際に発生しました。
キャッシュレス化が進んだ社会ほど、ひとたびシステムが停止すれば、現金を持たない者は水一杯すら買えなくなるのです。
「生命線」としての現金を準備しておくことは、オーストラリア旅行における最大のリスク管理です。
【かんたん計算式】インフレを考慮した、あなたに必要な豪ドル現金
自分に合った予算を導き出す、簡単な3ステップの計算式をご紹介します。
ステップ1:日々の基本生活費(現金払い分)を計算する
ローカルなカフェ代、マーケットでの軽食、交通費など、現金で支払う可能性が高い費用です。
昨今の物価上昇(コーヒー1杯A$5〜)を考慮し、1日あたり50〜80豪ドルを見ておくと安心です。
計算例(6泊7日の場合、現地滞在7日間):
70豪ドル × 7日間 = A$490
ステップ2:アクティビティ・お土産代を追加する
マーケットでのお土産購入など、旅行の目的に合わせて「現金で支払う分」の予算を追加します。
計算例:
お土産代・雑費 = A$150
ステップ3:緊急時の予備費を追加する
万が一の通信障害などに備える「生命線」です。A$150〜A$250を予備費として加えておきましょう。これは普段使わないお財布などに分けて入れておきます。
計算例:
予備費として A$200
【合計金額】 A$490(生活費) + A$150(娯楽費) + A$200(予備費) = A$840
この場合、800〜850豪ドル程度(約8万〜8万5千円)を現金で両替しておけば、安心して旅行を楽しめる、という現実的な目安が立てられます。
【滞在日数別】両替金額の目安一覧(2025年インフレ考慮版)
| 滞在日数 | 金額の目安(AUD) | 日本円換算の目安 |
| 3泊5日(短期旅行) | A$400 〜 A$600 | 約40,000円 〜 60,000円 |
| 6泊7日 | A$700 〜 A$900 | 約70,000円 〜 90,000円 |
| 2週間(短期留学など) | A$1,200 〜 A$1,500 | 約120,000円 〜 150,000円 |
※これはあくまで一般的な目安です。高級レストランでの食事がメインの方は少なめに、マーケット巡りがメインの方は多めに準備すると良いでしょう。
【最重要】金額以上に大切な「紙幣の種類(金種)」
予算が決まったら、次に重要なのが「どの紙幣で受け取るか」です。
いくら現金を持っていても、100ドル札ばかりではカフェで使いにくく、お釣りを嫌がられることも。
両替する際は、「最も万能な50ドル札を中心に、カフェやマーケットで使いやすい20ドル札や10ドル札を多めに」と意識しましょう。
もし小額紙幣が足りなくても、大手スーパーで50ドル札や100ドル札を使えば、安全に小銭を作ることができます。
→ 【関連記事】豪ドルの紙幣と硬貨の種類を解説!プラスチック紙幣の特徴と偽札の見分け方
まとめ:自分だけの予算を立てて、万全の備えを
現金は、多すぎても少なすぎても、旅のストレスの原因になります。
今回ご紹介した計算式や目安を参考に、あなた自身の旅行プランに合った「ちょうどいい金額」を導き出してみてください。
そして、その予算が決まったら、次は「どこで」「どのような金種で」両替するかが重要になります。
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